国産木材の伐採の時期とは?国産木材の価値についても解説します!

 最近、国産木材が強い注目を集めていることをご存知でしょうか。

日本の木造住宅への関心はとても高く、内装材としても常に人気です。

木材は建築において大切な材料の1つです。

今回は、国産木材の伐採の時期や価値についてお伝えします。

理想の住宅を実現する際に、材料の産地にもぜひ注目してみてください。


□国産木材の伐採の時期について


日本の国産木材としてポピュラーなものは、スギとヒノキです。

スギは35年、ヒノキは40年が伐採の適齢期です。


しかし、今の日本は多くの木が伐採されずに成長し続けているという現状があります。

この原因は、戦後の時期にあります。

戦後の復興のために、建物をどんどん建築しなければなりませんでした。

そのため国産木材の需要が急増しましたが、乱伐の影響で供給が追いつかず、木材の価格が高騰しました。

そのとき日本政府は針葉樹の人工林をたくさん造成し、木材の供給に対応しました。


先に述べたように、国産木材は成長するのに40年程度の時間を有します。

その間に木材の輸入ができるようになります。

さらに木材の輸入が自由化したことで、大量の木材を安価で安定して供給できるようになりました。

そのため国産木材の自給率が下がり、国産木材の需要も低迷してしまったため、なかなか消費されず、あまり伐採されていないのです。


□国産木材の価値とは?


木は、気温や湿度に合わせて呼吸をし、伸び縮みを繰り返すことで成長します。

輸入材は、高温多湿で雨量の多い夏や、雨がほとんど降らない乾燥した時期を過ごすといった独特の条件があります。


木材は構造体として利用されるだけではなく、内装材としても利用されます。

スギやヒノキなどの針葉樹は香りが高く、ヒーリング効果が得られたり、調質性が優れていたりします。

フローリング材としても人気があり、温かみを与えられます。


気候や風土に合った木材でつくられた建築物は耐久性が高く、高寿命のため安心して長く居住できます。

そのため、独特の気象条件で育った国産木材が、最も建築材料として適しているといえるのです。


□まとめ


今回は、国産木材の伐採の時期や価値についてお伝えしました。

国産木材は注目されるようになりましたが、まだすべての問題が解決したわけではありません。

ぜひ、新築住宅をお考えの方は国産木材を利用した住宅をご検討ください。

当社は、「地元の木」で家づくりをしています。

お悩み、ご不明点等ございましたら、一度木村住建にご相談ください。


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