木材高騰の原因とは?なぜウッドショックが発生したのかについて解説します!
ウッドショックとは世界的な木材価格の高騰を意味しています。
2021年から3度目のウッドショックが発生しており、建築業界に大きな影響を与えています。
木材価格の高騰や供給不足などの問題は深刻化していますが、なぜ木材は高騰しているのでしょうか。
今回は、木材高騰の原因とウッドショックが日本の住宅業界に与える影響についてご紹介します。
□木材高騰の原因とは?
1つ目は木材自給率の低さです。
第二次世界大戦以降、日本は安価な外国産木材に頼ってきました。
その結果、2002年には木材自給率が過去最低の18.8パーセントとなってしまいました。
現在は約40パーセントまで回復していますが、いまだに半分以上は外国産木材に依存しているのです。
外国産木材に依存する理由は国内林業の衰退と低価格のハウスメーカーが台頭していることが挙げられます。
林業従事者が高齢化によって減少し、木材の輸入自由化が行われたことで国内林業は衰退しているのです。
また、ローコストで人気を集めるハウスメーカーが台頭していることも主な原因です。
2つ目は中国での木材需要拡大です。
経済成長が著しい中国では、産業用の丸太や製材の消費量が急拡大しています。
しかし、中国国内での生産量は変化していないため、輸入量が急増しています。
その結果、世界的に木材の供給が追いつかなくなり、価格が高騰しているのです。
□ウッドショックが日本の住宅業界に与える影響を解説!
日本の新設住宅着工戸数の中で木材住宅は約6割を占めています。
国産木材のみで建設する住宅会社もありますが、高い強度や多様な寸法が求められるため、外国産木材を使用する場合が多くなっています。
木材住宅の建築費用のうち、木材の価格は10パーセント程度と言われているため、外国産木材の価格高騰によって数十万円程度建築費用が高くなる可能性があります。
また、ローコストを強みにしている住宅会社は大きな影響を受けています。
外国産木材の価格高騰によって、ローコストとは言いづらくなるためです。
当社では、国産木材にこだわっております。
ぜひ一度、お問い合わせください。
□まとめ
今回は、木材高騰の原因とウッドショックが日本の住宅業界に与える影響についてご紹介しました。
主な木材価格高騰の原因は、木材自給率の低さと、中国での木材需要拡大です。
また、ウッドショックによって建築費用が高くなる可能性があり、住宅業界は大きな影響を受けています。
国産木材にこだわった住宅をお探しの方は、お気軽に当社にご相談ください。
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