家づくりにおける工事請負契約の内容や注意点について解説します!

 家づくりで、山場の1つが建築工事請負契約です。

書類が多く混乱しやすいため、あまり理解されていない方も多いと思います。

本記事では、注意点とともに建築工事請負契約についてご紹介します。


□建築工事請負契約について


建築工事請負契約とは、ハウスメーカーと建築主との間で交わす契約です。

この契約は、「どんな家を」「いくらで」「いつまでに建てる」ということを約束するものです。

工事請負契約は本契約とも呼ばれ、必ず書面で契約しなければなりません。

書面で契約することでトラブルを防ぎます。

契約書はハウスメーカーと建築主が署名捺印して、それぞれ1冊ずつ保管します。


□家づくりの際の工事請負契約における注意点とは?


建設会社との間にトラブルが発生した場合は、契約書に記載された内容を基にして話し合いにより解決します。

よって、契約書に載っている内容はきちんと把握し、納得したうえで契約を結ばなければなりません。

ここでは、トラブルを防ぐために契約書の注意点について解説します。


1つ目は、工事スケジュールです。

着工日、完成日、引き渡し日といった工事のスケジュールがきちんと記載されているかどうか確認しましょう。

記載の仕方は、「○年○月○日」、「建築工事請負契約から○日以内」、「着工後○日以内」などがあります。

工程表など資料を見ながら、スケジュールを確認し、「未定」など曖昧な記載がないか確認しましょう。


2つ目は、代金の支払い時期と金額です。

支払い時期は主に、工事請負契約時の着手金、着工前と上棟時の中間金、引き渡し時の残代金です。

金額は、契約時に代金の10%、着工時に30%、上棟時に30%、引渡し時に30%が一般的です。


3つ目は、キャンセルの際の違約金です。

工事請負契約後のキャンセルは、翌日から契約解除となり、建築主は損害賠償することにより契約を解除することが一般的です。


しかし、契約書にはそれぞれのタイミングで解除にかかる違約金を決めていることが多いため、それぞれのキャンセルしたタイミングでかかる違約金の定めが契約書にあるかどうかを確認しましょう。


4つ目は、保証・アフターサービスです。

注文住宅建築の場合、施工側が最低10年の瑕疵担保責任をつけることが義務付けられています。

瑕疵担保責任とは、工事内容に不具合や欠陥などがあった場合の対応と保証のことです。

瑕疵担保責任の保証内容と範囲、保証範囲外のアフターサービスについて確認しましょう。


5つ目は、見積もりと間取りプランです。

工事請負契約後のプラン変更は、追加コストの変更や工事の大幅な遅延の可能性があります。

よって、契約までに間取り、設備、仕様などをしっかり把握しておきましょう。


□まとめ


本記事では、建築工事請負契約についてとその契約する時の注意点について解説しました。

チェックするべき項目はたくさんありますが、トラブルを回避するために念入りに確認しましょう。

当社では、お客様のニーズに合わせた住宅を提案しております。

一戸建てについて興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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